善福寺公園まったり日記

三鷹市民ギャラリーで「芸術写真の時代ー塩谷定好展」を観た。
好きなんだけど、さすがに時代を感じて
自分的にはただのお勉強。

ロビーで過去の展示会のカタログがあって
その中に掲載されていた畠山直哉さんの川の連作に
感じ入りました。

その風景は上京したて毎日観ていた渋谷駅南口あたりの風景です。
懐かしさと絵になる風景なので私も何枚か撮っていますが、
私の渋谷川はただの風景写真。

彼の写真は、
俺にはこう見える、どうだい？
問いかけられるような写真でした。
絵画主義を追い越した現代芸術だと思いました。

国立美術館の所蔵らしいのできっと観る。

ところで、渋谷川は、再開発で暗渠になってしまうのかな？
あ〜、下世話な思い。
反省。

写真を削除ってよくよく考えると不思議だ。
わりと当たり前に行為するけど、
なにを削除しているのかな？

♪泣きながらちぎった写真を手のひらでつなげてみるの♪
これはなんだかわかる。

仕事で、この写真は使わないとか、
ちぎった写真っていうのは、選択とか清算する行為で
削除はされない。
ゴミと思いは残る。
でっ、そのうち忘れる。

無かったことにしましょう、
とかでなくて
削除っていうのは、
データから誤差を除くこと、
なんだか研究者のことばみたい。
なにを研究しているんだろう？

♪悲しい事があると開く革の表紙♪
アルバムってデータベースかもしれないけど、
そうは思っていないでしょ？

ソイル(土壌)とかstratum(地層)かな。
なんとなくね。

セミがおちてたりして　暦の上では秋。
暑いけどね、残暑。

セガレが学生だった去年まで
イベントが夏に集中して、
夏休みっていうのが家庭的には暦だったけど、
彼が一人暮らしをはじめて、マイペース。
すこし楽しいマイペースです。

ベートーウェンのピアノソナタ「月光」なんか昼から聴いてます。
静けさの中にねちっこいエロスも感じていいな。
クラシックの名曲は新鮮で、実にRockなんだよね。

AM5:29,13の月
6分10秒後の太陽
月は西　日は東

日本の平均寿命がのびたなった理由を
あかちゃんの命を救えるようになった
医療が進歩したからという大人がいっぱいいる。
それって？本当。

僕はちがうとおもっている。
戦争を放棄したからだと確信している。

じゃ〜なんで
70年も戦争しない国が少子高齢化なんだよっていう人がいる。
う〜ん
熱き血潮が、
仕事や経済を取って代わられる恐怖で
家庭や家族を二の次にする考えが強いからだからだと思う。

僕は貧乏より戦争が怖い。

NHKのBSの映画を自動録画しています。

今時期は太平洋戦争の映画が、録画されます。
昨日は、岡本喜八の「肉弾」
今日は、今井正の「野火」観ました。

どちらの主人公も、
ノリノリで得意になって勇ましく戦場に行く軍人気質の人でなく、
学徒兵。
だからといって、いやいやとか、反戦とかって言うんじゃなくて
戦争にのみこまれた普通の国民。
やりたい事も置いといて、死んでいくことにも納得している。
これもお国の為かっと思っている普通の青年。
なんとなく。
徴兵前の思い出なんか描かれません。
戦争じゃなくて戦場での青年の経験と気持ちだけが描かれています。

戦場が想像できていれば、
おしつけられた憲法って思っている人
敗戦でくやしがる人、
戦争したがる人も変わるかもしれないね。

日本国憲法九条は、財産！
なんたって、戦争放棄だからね。
戦場の想像ができてなければ守れない。
想像放棄のやつらにやられちゃう。